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関心を持った海外(主に欧州、時々中国、最近はアメリカも)の流通関連トピックを、公表された情報に基づいて書いています。 #欧州流通, #ヨーロッパ小売業, #中国小売業, #GRTrend, #アメリカ流通業, #米国流通業

2018年04月

イギリスの食品スーパーマーケットSainsbury'sは、Walmartのイギリス事業Asdaを買収する交渉をWalmartと行っていることを認めました。交渉は「進んだ」段階にあり、買収額は100億ポンド(約1.5兆円)を超えると推測される。イギリスのグローサリー小売市場では、現在Sainsbur …
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4月23日週のまとめです。今週のニュースをひとつだけ選ぶとしたら、Alibaba、AIを活用したインスタント・マーケティング・ビデオ作成ツールを紹介です。出来上がったものの品質はまだ人間が作ったものには劣りそうですが、品揃えが無制限に増えていくオンライン・リテールで …
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Alibabaは、「Aliwood」と呼ぶAIを活用したインスタント・マーケティング・ビデオ作成ツールの紹介ビデオを公開しました。これはWeb上の商品紹介ページから、AIが主要な画像と言葉を選択して読み込み、1分以内にその商品を紹介する20秒の音楽付きの動画を作成する。紹介動画 …
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Alibaba、杭州の本社内で実験中の、無人店舗のビデオを公開しています。入り口で顔認証で個人を識別し、店内の商品にはRFIDタグが取り付けてあり、出口でそれをスキャンして、スマホ上で決済が完了します。またカメラに向かって微笑み、「Big Smile」であれば商品の割引がも …
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オンライン・リテーラーに特化した調査会社One Click Retail によれば、Amazonのアメリカ事業でのグローサリーの第一四半期での売上は、昨年対比で+48%の2億ドル(約218億円)になった模様。これはアメリカのオンラインでのグローサリー市場の18%に相当し、Walmart の市場シェ …
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Alibabaは、主要なブランドとの新商品導入時のコラボレーションについて紹介をしている。これは流行りの言葉で言えばC2B(Consumer to Business)の一種で、AlibabaのTMIC(Tmallイノベーションセンター)が中核となって推進している。TMICがAlibabaグループが保有する5億人の …
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Alibabaは、本社のある杭州に、300㎡のリアル店舗をオープンした。これはTmall Internationalの商品を取り扱うもので、陳列されている商品はその場で買って持ち帰る事はできず、ネット上で注文して指定場所に配達される。店舗から半径5km以内には当日中に配送される。西湖银 …
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Walmartは、全米350以上の店舗で園芸用品売場にて、「Check out with Me」という新しい支払いの仕組みをテストを行っている。これは店舗スタッフが手に持った端末で顧客の買いたい商品をスキャンし、クレジットカードによる支払い処理を行い、持ち歩いている小型プリンターで …
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P&Gはこの度2030年のサステナビリティ目標を発表した。その主要なものの一つが、全てのパッケージをリサイクル可能なものにすることである。以前発表した2020年目標は既にほぼ達成している。具体的には、水資源使用量の削減と廃棄物の削減にフォーカスしている。既に水の使用 …
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フランスのCarrefourは、既存のハイパーマーケットの中に、非食品の見切り品を販売するコーナーを新設する。商品は近隣の他の大型店からも集められ、500-1,500平米程度の広さ。これはAldiやLidlなどのハードディスカウント業態対策と思われる。これらの企業は、店舗の真ん中 …
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韓国のディスカウントストアE Martは、自律走行型のショッピングカートの実験をソウル近郊で開始した。このカートは「Eli」と呼ばれており、2台稼働している。「Eli」は、自動的に顧客の後を追いかけて、必要であれば商品情報の表示を行い、商品のスキャン、及びその決済も行 …
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4月16日日週のまとめです。今週のニュースをひとつだけ読んでいただくとしたら、JD.com、2018年はCVS店舗を1,000店/日、オープンです。このタイトルは誤字ではありません、1日に1,000店舗です…オンライン・リテールJD.com、サイト/アプリを多言語化【続報】Carrefour、パ …
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以前、Carrefourがオムニチャネル・リテーラーに変わる為の活動の一つとして、パリでのオンライン・リテール事業を強化するとのニュースを紹介しました。仏小売大手、オンライン販売増強のため投資を加速この続報です。・Aulnay sous Boisでオンライン・リテール事業用の物流 …
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中国のオムニチャネル小売業Sunning(苏宁物流)は、Wolong No.1(滨江一号)と呼ぶ自律走行型ロボットを開発した。このロボットは、屋外及び建物内を最高60km/h!で走行し、35度の傾斜も上り下りすることが出来る。人間の助けをなしに自律的に目的地に1〜3cmの精度で到達する …
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Alibabaは、既にBaiduやTencentが参入している、自動運転車の開発競争に参入し、社内のAI開発チームに自動運転技術の専門家を50人以上雇用すると発表した。既に実験は開始しており、レベル4の自動運転車を開発することを目標にしている。(レベル4:一部の場所/環境下で完全 …
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Amazonは、通信事情が良くない市場向けに「軽い」インターネット・ブラウザーを開発し、インド市場でテストを開始した。このアプリはGoogle Playストアでインドに限定して公開されているが、大々的なアナウンスがなかったため、1,000程度のダウンロードしかされていないらし …
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フランスのCasinoグループは、2018年度の第一四半期の業績を発表した。フランスでの食品小売事業は、売上高が2.1%増で、市場平均より0.6ポイント高かった。バナー別では、Monoprixが1.2%増、Casinoが1.4%増で、それぞれ主に新しい業態の出店によりもたらされた。 …
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ドイツのMetro AGは、この度同社のIT部門を「Metro-Nom」として、5月1日付けで別会社化すると発表した。また同社は、国際的に食品小売及び卸売業界でのテクノロジー・リーダーになることを目指しており、そのために新会社「Metro-Nom」は引き続きデジタル技術を活用した事業 …
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香港及び中国本土で事業展開をする食品スーパーマーケット・チェーンChina Resource Vanguard(华润万家)は、JD.comと提携を発表した。この提携は、China Resource VanguardがJD.comのO2O機能とデジタル機能を活用するもの。例えば、JD.comの1時間配送サービスDaojia(京东 …
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IKEAは、オンライン・リテールと都市中心部での店舗に注力をする。これはオンラインでのカタログと都市中心部の店でのサンプル商品の展示を見て、オンラインで購入する購買の仕方にさらに対応を強化するもの。これは生活者の変化に基づくもので、店舗戦略については、既存の …
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4月9日週のまとめです。今週のニュースの中で一つだけ、読んでいただくとしたら、Amazon、聞き耳を立てる技術の特許を出願です。これはAmazonのスマートスピーカーEchoに搭載できる、周りで話している内容を認識して、その人の好み等を把握する、という技術の特許を申請して …
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中国のTmallは、「Luxury Pavilion」と呼ぶ、オンラインとオフラインを結ぶロイヤリティ・プログラムを強化した。「Luxury Pavilion」は2017年8月にハイエンドの消費者向けに開始されたが、今回の強化によってユーザーは、特別なオファー、有名人とのイベント、より柔軟な支 …
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Amazonは、「Voice Sniffer Algorithm」(直訳:音声探知アルゴリズム)と呼ぶ、音声認識技術の特許を出願している。現在も音声認識技術「Alexa」を搭載したエコー端末を販売しているが、これは「アレクサ」と呼びかけた後の命令に従うもの。「Voice Sniffer Algorithm」 は …
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イギリスの冷凍食品チェーンIcelandは、フランチャイズ形式でノルウェー市場に参入をする。※写真はイギリス事業のものまずはじめに、2018年夏までにノルウェー東部に1号店をオープンし、ついでもう1店舗出店する計画。ノルウェーのCoopとNorturaで責任者を努めたGeir Olav O …
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イギリスのTescoは2017年度の業績を発表し、売上高は2.3%増の510億ポンド(約7兆7,421億円)、営業利益は28.4%増の16.4億ポンド(約2,490億円)になった。Tescoはこれにて、9四半期連続でイギリスの既存店の売上が増加しており、2017年度は2.2%増であった。生鮮食品が好調 …
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JD.comは日本語で「雷配送」と呼ぶオンライン注文の超特急配送サービスを開始する。顧客がJD.com上で注文をした直後に、システムが配送指定場所に最も近いところに在庫している注文商品を特定し、配送をする。現時点ではお米、花、果物、野菜、肉、乳製品、卵などの商品が対 …
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ドイツのハードディスカウンターAldiは、ドイツの百貨店Karstadtのハンブルグ店の1階に出店をする。これはかつてなかったことで、ドイツ国内では大きなニュースになっている。百貨店と比べると来店頻度の高いAldiを1階に入れることで、百貨店全体の来店客を高める目的と思わ …
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Walmartは、アメリカでのオンラインで注文した商品を店舗で受取る場合の待ち時間の短縮に努めている。既に「PickupTower」と呼ぶ自動受取マシンを200店舗に設置しているが、2018年末までに700店舗まで拡大し、アメリカ人口の40%がアクセス可能な店舗に広げる計画。「PickupT …
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フランスのCarrefourは、オンラインで注文した商品を店舗で受け取れるサービスを拡大する。このサービスは、既に広範囲に展開されている、オンライン注文を車で来店して受け取れる「Carrefour Drive」の歩行者版。オンラインで注文した食料品などを、翌日に指定の店舗で受け …
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ドイツのハードディスカウンターAldiは、新しいオンライン・ポータル「Aldi inspires」をドイツで開始した。このサイトでは、レシピ、フィットネス、ファッション、ガーデニング、ファミリー、旅行の6つの分野の情報が掲載されており、ユーザーは自分の好みを設定することで …
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フランスの食品ボランタリーチェーンLeclercは、同じくフランスのワインのアドバイスをするアプリ「WineAdvisor」を買収した。このアプリはフランスのAppleStoreでは最も人気のあるワインアプリで、ラベルの写真からそのワインの産地や評価などの詳細な情報を見たり、意見を …
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4月2日週のまとめです。今週のニュースで一つだけ読んで頂くとしたら、H&M、オンラインでディスカウント・マーケットプレイスの開設を計画H&Mが他のブランドも一緒に売って成功するか未知数ですが、アパレルのオンラインシフトは確実ですね。経営戦略・管理仏Auchan、Casino …
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フランスのAuchanとCasinoは、食品や非食品をグローバルレベルで共同で仕入れをすることを検討している。実施が合意されれば、各国の事業で主要なサプライヤーから仕入れている商品を比較して、最適な条件のルートに一本化することを想定している。但し生鮮食品などの地場の …
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Walmartは、中国の深セン市Bao'an地区に1,200㎡のO2O対応型店舗をオープンした。この店舗では生鮮食品、加工食品、飲料などを中心に8,000SKU取り扱っており、そのほとんどの商品はWalmartのJD.comのオンラインサイトでも取り扱いをしている。店舗から半径2㎞以内には、29分で …
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スペインの小売業DIAは、中国事業の380店舗を、現地のパートナー企業であるSuningに譲渡する。Suningはこれらの店舗O2O戦略の拡大に活用する予定で、SuFresh(苏鲜生精品超市)などの業態への変換も視野に入れている。SuFreshは2017年春に徐州に1号店が出店され、2018年には52 …
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ファッション小売業H&Mは2018年後半に、「Afound」という名前でディスカウント・マーケットプレイスの開設を計画している。このマーケットプレイスでは、H&Mの商品のみならず、外部のブランドの商品も取り扱いする予定。当初スウェーデン限定でオンラインとリアル店舗をオー …
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フランスのCarrefourは、モバイルアプリにCarrefour独自の決済手段Carrefour Payを追加した。NFC非接触技術を備えたスマートフォンならば、フランス国内の3,000店舗で使う事ができる。追加されたスマホ・アプリには、ロイヤリティカード機能とクーポン受取機能がすでに備わっ …
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フランスのCarrefourは、「XPeriences」と呼ぶデータ・インテリジェンス・プラットフォームを立ち上げる計画を発表した。このプラットフォームを通じて、顧客や消費者の理解をより深めることを目的としている。手始めにTradelab、レシピサイトのMarmiton, 750gなどと提携し「 …
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